外科/その他

茶屋ヶ坂動物病院の整形外科治療

整形外科では、骨、関節、神経疾患を治療していきます。骨折や椎間板ヘルニアだけではなく、近年ではペットの高齢化にともなって腫瘍性疾患も多くなっています。足をケンケンするなどの分かりやすい症状もありますが、行動の変化だけ認められる動物もいますから注意が必要です。
「あれ?変な動きをしているな。」「運動を嫌がっているな。」「お迎えに来ないな〜。」といった所見は、運動器疾患のサインかもしれません。

足を引きずる、運動したがらない場合に考えられる病気

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強烈な痛みによって、急にじっと動かなくなってしまったり、食欲がなくなることがあります。抱っこした時や、ソファから飛び下りたときに「キャン」と鳴くのも特徴的です。椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間のクッションのような役目をしてくれる「椎間板」が変質し,脊髄神経が損傷することで起こります。脊髄神経への損傷が重症だと急な四肢の麻痺を生じ、後ろ足が立たなくなったり、千鳥足の酔っぱらい歩行、ふらつき、歩行困難、起立困難、排便排尿困難などを生じる場合もあります。(麻痺がおこる部位はヘルニアを起こしている部位により変わります。)

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骨にできるガン(悪性腫瘍)で、激しい痛みを伴い患部が腫れてきます。骨肉腫が発生した場所は骨が脆弱になり、ぶつかってもいないのに骨折(病的骨折)が生じる場合もあります。骨肉腫が分かった時には、肺に転移している可能性があります。

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関節の変形でおきる病気で、痛みやこわばりが出ます。歩きはじめだけ歩き方がおかしい、座り方がおかしい、関節が腫れる、足を痛がるといった症状があります。

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股関節(太ももの骨と骨盤との関節)が形態異常を起こしており、ぎこちない歩き方をする、腰を振るように歩く、足を痛がる、変な走り方をする、階段の昇り降りを嫌うなどの症状が現れます。大型犬によく見られ、おもに遺伝的要因で発症すると考えられていますが、肥満や激しい運動といった要因でも発症します。

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免疫機能の異常によって起こる関節炎です。関節リウマチは進行性の病気で、早期発見に努め、少しでも病気の進行を抑えることが大切です。関節リウマチは原因不明の発熱、足の痛み、食欲不振、関節が腫れるといった症状を引き起こします。愛犬に気になる症状が見られるようでしたら、早めに動物病院で診察を受けましょう。

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レッグペテルス病とは、大腿骨頭の血行不良によって大腿骨の骨頭が壊死してしまう病気です。仔犬が足を痛がる様子が見られたら、この病気である可能性があります。

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原因不明の痛みがある場合は、打撲やゲージなどの細い隙間に長時間足が挟まってしまったなど、何らかの後遺症などで神経痛が出ている可能性があります。足を噛む、肢に向かって吠えるなどの症状が出ることもあります。

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口臭・歯茎の出血の改善は歯科治療で

歯科では主に口を気にする、口を痛がる、食べにくそうにするなどの歯や口の中の病気を治療していきます。犬や猫では歯周病を発症していることが多く、また動物の場合には口の中の状態を確認することが難しいため病気が進行していることも多いため、口元を気にする動作が見られる場合には受診しましょう。

口臭がきついと感じる場合の治療

歯石・歯垢が蓄積されると、そこから生臭い匂いが生じます。いわゆる「口が臭い」という状況です。飼い主様が最初に気づく症状として多いのは、この口の臭いです。
歯周病というのは「歯の周囲の組織の病気」です。人間だと歯ぐきの炎症、歯石の細菌パワーで歯が溶けてしまう、そんなイメージだと思います。

しかし、動物の場合、歯が抜けたり、歯槽骨が溶けてあごを骨折させてしまうこともあるんです。ご飯の量が減ったのは、元気ないから・歳をとったからではなく、口内炎で口が痛くてご飯を食べにくいからかもしれません!
また、一番知って頂きたいのは「歯周病は歯の問題ではなく身体全体の問題である」ということです。歯垢内の細菌はお口の中から全身に流れ、心臓病、腎臓病を引き起こすと言われています。歯の健康は体の健康!動物達も歯が命なのです。口臭がきついと感じた場合は、獣医師に相談してください。

歯茎から出血している場合の治療

こちらの場合も歯周病の疑いがあります。他にも腫瘍の疑いも拭えません。
歯茎に見られる腫瘍は、良性のものと悪性のものに分かれます。良性のものにはエプーリス、悪性のものには悪性黒色腫(メラノーマ)、扁平上皮癌、線維肉腫、棘細胞性エナメル上皮腫などが挙げられます。

エプーリスとは歯肉にできる良性のしこりです。犬のエプーリスは中高齢の犬での発生が多く、歯垢や歯石による刺激や歯周病の他、体質的なものが関連して発生していると考えられています。
小さなエプーリスができても歯茎の腫れ以外症状が現れないことが多いですが、大きくなってくるとよだれの増加や口臭、ご飯を飲み込みづらくなる、歯にあたって出血するなどの症状が見られるようになります。

後述の悪性腫瘍と鑑別するためにも、診断や治療には麻酔下での外科切除と組織検査が必要です。良性腫瘍なので転移などは起こしませんが、放っておいても自然になくならず次第に大きくなるため、歯周病の治療と同時に切除をすることが望ましいしこりです。

歯茎に悪性腫瘍がつくられると、口臭が強くなる、よだれが多くなる、よだれに血が混じる、食欲がない、ご飯を飲み込みづらい、痩せてきた、などの症状が見られます。見た目だけではどんな腫瘍なのか診断できないため、生検といって細胞診や組織診、手術する範囲を検討するための画像検査(CT検査など)が必要になります。

治療としては、腫瘍の種類や発生した場所、進行度によって選択肢は異なりますが、外科手術を中心に、補助的な治療として放射線治療や抗癌剤の投与を行います。悪性腫瘍に行う手術は、良性腫瘍のように単にしこりだけを切り取っても再発してしまうため、顎の骨まで大きく切り取る必要があります。
他にも多くの病気の可能性がありますので、まずは検査を行い、早期対策を実施することをオススメします。

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眼科では愛犬の失明リスクを減らします

眼科では眼が赤い、眼が開けにくそう、目ヤニがでるなどの眼の病気を治療していきます。眼の病気は急に起こることが多く、中には失明につながるものもあります。症状が軽くても基準は眼が赤いなどの症状がある場合には眼科を受診しましょう。

眼が赤い場合に考えられる病気

眼が赤い場合に考えられる病気はたくさんありますので、ここでは代表的なものをご紹介いたします。大切なことは、出来るだけ早期に病院で診てもらうということです。

緑内障

緑内障は人間と同じで眼圧が上がる病気です。白内障は目が白くなるイメージがあると思いますが、緑内障は目が何色になるかというと、白目の部分に充血が起き、赤らんで見えます。
その他の症状としては「目をとても痛がること」で、頭を触られることを嫌がったり、攻撃的になったり、元気食欲がなくなるといった事があります。涙・眼脂も見られます。原因はレンズの脱臼、外傷、炎症、腫瘍など様々で、眼房水の流れが悪くなることに起因します。

人間にも緑内障はありますが、犬とは全く進行が異なります。人間は数年かかって視野欠損が進みますが、犬の場合は24~48時間以内に眼圧を下げる処置をしないと失明してしまう病気です。一度失明してしまうと、視覚は元には戻りません。

ブドウ膜炎

ぶどう膜炎とは、目の眼球を包む膜「ぶどう膜」に起こる炎症です。あまり耳にしない病気かもしれませんが、放置しておくと緑内障になる可能性も高く怖い病気です。細菌やウイルスの感染が原因で起こることが多いですが、その他の全身性疾患に続発して起こることもあります。
そして恐ろしいのが、犬の場合はちょっとした結膜炎にも続発してぶどう膜炎がおこる可能性があることです。他にも眼の病気はたくさんありますが、まずは検査をして原因を把握することが重要です。出来るだけ早期に当院にお越しください。

目ヤニが出る場合に考えられる病気

目ヤニが出る場合に考えられる病気として、代表的なもので角膜炎、結膜炎、ドライアイが挙げられます。角膜炎、結膜炎には眼球表面の異常、目やに、赤目、目がしょぼしょぼするといった症状が、ドライアイにはネバネバ・ドロドロの目やにが出るといった症状が現れます。
どの症状の場合でも言えることですが、何か異変を感じたら、出来るだけ早期に病院にご相談ください。失明してしまう動物を出来るだけ減らしたいと考えております。