受験シーズンですので、獣医さんへの道をお話しさせていただきます。
獣医師というのは、獣医系大学を卒業して、農林水産省が実施する獣医師国家試験に合格し、獣医師免許を持っている人のことで、日本には約4万人ほどいます。
そして毎年1000人程度の新しい獣医さんが誕生します。
つまり日本で獣医師になるには、獣医系大学を卒業するのが条件となります。
獣医学部入学が第一歩ということですね。世の中に大学はたくさんあれど、実は獣医系の学部がある大学は全部で16しかありません。せっかくなので全部あげてみます。
■国公立大学
北海道大学(マンガ・動物のお医者さんの舞台)
帯広畜産大学
岩手大学
東京大学(実は東大にも獣医学科あります)
東京農工大学
岐阜大学
大阪府立大学
鳥取大学(院長先生の母校)
山口大学
宮崎大学
鹿児島大学
■私立大学
酪農学園大学
日本獣医生命科学大学
麻布大学
北里大学
日本大学
当院には鳥取、鹿児島、岐阜、麻布、北里、日大と色んな大学出身者がおります。
▲ここは一人のスタッフの母校、日本大学です。
とんでもなく立派で広大な校舎。牧場もあるんですよ。
同じ6年制大学である医学部は80、薬学部は74、歯学部は29あることを考えると、だいぶ少ないですね。
近年はだいぶ落ち着きましたが、獣医系大学は結構人気があり、大学の少なさも相まって入学するのが一苦労で、入試倍率が20倍以上!というのもざらだったりします。
理系の学部なので受験には理科が必要となることが多いんですが、だからと言ってみんな生物の受験ではありません。
周りには化学や物理受験の人も多かったです。
実際、獣医師国家試験をパスするより大学入試の方が難しいかもしれません。
院長先生は、あの名門・岡崎高校出身です。やっぱりすごい。
普段ブログで変な写真を晒している先生たちも、実は狭き門を突破した猛者たちなんですね。
次回は獣医大学での大学生活をお話しますね。
写真はPDAの手術をしたジャックラッセルテリアのドンキちゃん。
無事元気になりました、よかったね!