11才で僧帽弁閉鎖不全症の手術を受けたリッキーちゃんです。

お喜びの声をいただきましたのでご紹介させていただきます。

 

1.心臓手術を終えた率直なお喜びやご感想、当院を選んだ理由があればお聞かせください

術後1ヵ月が経ちました。苦しそうな咳がなくなり、食欲も戻り以前と同じように穏やかにそばにいてくれることに、今、本当に幸せを感じています。

11才のリッキーが僧帽弁閉鎖不全と診断されたのは今年の1月。薬でコントロールする日々が続いていましたが、徐々に咳がひどくなっていきました。そしてゴールデンウィーク明けに一気に悪化。「カーカーカーカーカーカーガッ」という咳の連続、肩をゆらづほどの荒い呼吸、食欲なし、胆汁を吐く…。

ホームドクターに「肺水腫になっています。肺に水がたまって、陸にいて溺れている状態です」と告げられ、「リッキーを失うかもしれない」「リッキーが苦しみながら最期を迎えるかもしれない」という恐怖が押し寄せてきました。その日は酸素室で入院させてもらい、利尿剤の注射やお薬で水を抜いてもらったので、次の日には容態は一応安定していました。ホームドクターの説明は「薬での内科的治療が一般的ではあるが、徐々に腎臓や脳などに不調が現れ、最期は酸素室(家庭用レンタルがある)で過ごすことになる可能性が高い。一方、手術をすれば根治が期待できるものの、心臓を止めて人工心肺装置をつけて行う、という大手術でリスクも大きい。」とのこと。

リッキーの苦しそうな姿を見てしまっている私たちには、薬でコントロールという方法は選び難く、可能であれば手術を希望すると伝え、茶屋ヶ坂動物病院さんを紹介されました。

茶屋ヶ坂動物病院さんは、小動物の心臓手術のパイオニアで世界的にも誇れる治療実績が多数あることと、手術のメリットとリスクをていねいに説明してくださった執刀医の三原先生を信頼できたこと、そしてリッキーの場合手術により病状が大幅に改善する可能性が高い、ということが最終的に手術をお願いする決め手となりました。又、「手術した子たちの95%は術後3か月を無事迎える」というお話も、数多くの手術をされてきた先生のお言葉だけに、不安な心に力強く響きました。

薬でコントロールしながら当日を迎え、そして8時間もの大手術を乗り越えリッキーは戻ってきました。心臓に血腫ができるという合併症があり1ヵ月は安静第一で過ごしていましたが、術後1ヵ月の精密検査ではその血腫も消えており、お散歩も解禁となりました。元気な頃と同じく軽い足どりのリッキーを見て、手術をして本当に良かったと思っています。

三原先生をはじめ、支えて下さった諸先生方、看護師さん、スタッフの皆さん、リッキーの命を救って下さり、本当にありがとうございました。改めて感謝申し上げます。

1ヵ月検査で受診した折に、ある看護師さんが「あ、リッキーちゃん」と声をかけてくださいました。覚えていて下さったこともうれしかったです。

あとどれくらい一緒にいられるかわかりませんが、生かしていただいた命を愛しみ、かけがえのない時間を大切に過ごしていきたいと思います。

ありがとうございました。

 

3.ご意見やご要望などがあればお聞かせください。

細かいことですが、待合室の空気清浄機のフィルター掃除ランプがずっと点灯したままなのが気になりました。こんな時期ですのでチェックしていただければ、と思います。

 

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ご意見、ご感想ありがとうございました!