先日、心臓手術を受けたリオスちゃんが無事に退院しました!
リオスちゃんもこのホームページで紹介している僧帽弁閉鎖不全症(弁膜症ともいいます)でしたが、心臓の手術を受けて元気になり今まで以上に飼い主さんに甘えていました。
僧帽弁閉鎖不全症の手術は、心臓を切り開いて中の構造を治すため、動いている心臓では手術ができません、なので心臓を止めて手術を行います。
しかし、生き物の体は常に血液が流れていないとすぐに体の細胞や臓器が死亡してしまいます。
そのため止まった心臓の代わりに血液を全身に送ることが必要になります。そこで心臓の代わりに仕事をしてくれるのが、「人工心肺」という機械です。
人工の心臓と肺ということです。
この機械が手術の間心臓や肺の代わりに働いてくれるため、心臓を止めることが可能になります。
このように心臓の手術は様々な機械やそれを扱う技術が必要になってきます。とても大掛かりな手術となりますが、手術を受けたワンちゃんたちは心臓病と無縁の生活となります。