当院で心臓の手術を受けた動物さんは定期的に心臓の検査を受けてもらっています。つい先日も僧帽弁閉鎖不全症(弁膜症)と診断され当院で僧帽弁形成術を受けた子が定期検査のため来院しました。
シロちゃんは2014年1月27日に退院した子です!
シロちゃんは手術前日に肺に水がたまってしまう肺水腫を起こしてしまうほど重症でした。そのシロちゃんが今では元気いっぱい走り回って生活をしているそうです。手術前まではたくさーん飲んでいた心臓のお薬が、今では1種類のみとなりました。
定期検診の際にオーナー様から「見違えるように元気になった!」「心臓病を心配することのない生活になった!」とお話をして頂けるのは私たちにとっても非常にうれしい瞬間です。また元気なシロちゃんに会えるのをスタッフ一同楽しみに待っています!
僧帽弁閉鎖不全症となってしまったワンちゃんたちは、肺に水がたまり呼吸が苦しいためお散歩に行けなくなってしまったり、最悪の場合には死亡してしまう恐ろしい病気です。
お薬での内科治療を行っても病気の進行を抑えることは難しいため数ヶ月、数年で最期を迎えてしまう子もいます。
心臓の手術を行うことで見違えるように元気になり何年も一緒に生活できるようになるかもしれません。当院では手術後9年も元気にすごしてくれた子もいます!僧帽弁閉鎖不全症のワンちゃんたち、オーナー様のお力になれればと考えています。
2月といえば獣医師国家試験、今年は2月17日、8日に行われるようです。
全国の獣医学科のある国公立大学11校・私立大学5校が、北海道・東京・福岡の3カ所の試験会場に集まります。なかには長距離移動をして試験を受ける大学もあるのでちょっとした修学旅行のような感じにもなります。
数年前、しっかり厚着をして試験会場に向かったことが懐かしいです。初心忘れるべからず日々精進ですね。