先日僧帽弁閉鎖不全症の手術を行った上村禅くんが無事退院しました!

 

禅くんも、高齢小型犬の多くの子たちが患っている心臓病、僧帽弁閉鎖不全症でした。

大好きなお父さんと一緒に生活する安らかな時間を守ってあげたい、この子の命を助けたい、上村さんとスタッフ全員、一丸で望んだ手術でした。

禅くんは3kgと非常に小さい体でしたが本当に一生懸命がんばってくれました。

また禅くんは術後、長期の入院にも関わらず、私たちの治療や処置を理解しているかのように弱音を吐かず治療に専念してくれました。

お父さんやお姉ちゃんのふうちゃん、妹のりんちゃんとお散歩から帰ってくると自分から入院室に帰って行く姿がとても印象に残っています。

入院室の居心地がよかったならうれしいな。

僧帽弁閉鎖不全症(MRや弁膜症ともいいます)は今の獣医学ではお薬で治してあげることができないため、内科治療では心臓病が原因で最期を迎えてしまうワンちゃんがたくさんいます。

外科治療は長時間の手術や入院、術後の管理など大変な部分も多くありますが、その一方で術後は見違えるように走りまわり心臓病とは無縁の生活を送ることができます。

内科治療、外科治療それぞれ選択肢はありますが、茶屋ヶ坂動物病院は各家庭の飼い主様とワンちゃんネコちゃんにとって最も良いベストな治療方針を提供したいと考えております。

もし心臓病で何かお悩みの事がありましたら、飼い主様や動物たちのお力になりたいと考えております。

禅くん!大好きなお父さん、ふうちゃん、りんちゃんとお家でゆっくりしてね!

20141012