先日、第11回 日本獣医がん学会で佐藤先生が「緊急手術で救命し得た右心房自由壁血管肉腫破裂の犬の1例」という発表をしました。
以前、こちらのブログでご紹介させて頂いたモコちゃんの手術を発表したもので、心臓外科手術のテクニックのいい紹介になったと思われます。
ワンちゃんは人に比べ心臓に癌が発生してしまうことが多い生き物で、中でも血管肉腫という癌の場合は治療が非常に難しいとされています。
日本では、ゴールデンレトリーバーやミニチュアダックスフントに多く、当院に来院される患者さんも少なくありません。
発見が遅れてしまうと手術適応困難となる場合もありますが、心臓外科の発展とともに手術での治療ができることも増えてきています。
学会では他にも膀胱癌や白血病など多くのシンポジウムが開催され、非常に有意義な学会参加となりました。この最新データをスタッフ一同で共有し、日々の診療に活かします。
上の写真は学会が行われた東京駅周辺の写真です。
東京の街は人が本当に多く、それでいて雰囲気があり流れゆく大都会を感じました。