2024年12月14-15日、第121回 日本獣医循環器学会のパネルディスカッションに、当院の三原 吉平 病院長がパネリストとして参加しました。

今回の企画では僧帽弁形成術の手術手技についてディスカッションが行われました。

僧帽弁形成術の理論や実情、メインの手術手技である腱索再建術、弁輪形成術について各パネリストからレクチャーがなされた後、各施設ごとの手法の紹介、意見交換と質疑応答がなされました。各施設で手法、術後管理などに幾分かの違いはあるものの、僧帽弁逆流を解消することで心不全の発症を抑制し、患者のQOL(生活の質)と余命を改善するという目的に変わりはなく、日々手術成績の向上を目指して治療に当たっているということでした。

このように複数の心臓外科獣医師による対談は珍しく、獣医療全体として心臓手術の成績向上に努めていくために、今後も本企画のような他施設による情報交換の機会を設けていきたい声も多く聞かれました。