重症だった僧帽弁閉鎖不全症を手術で見事乗り越えた、ダックスフントのビッキーちゃん。
わんちゃんで最も多い心臓病である「僧帽弁閉鎖不全症」は、たくさんの犬種で発生することが知られていますが、特に小型犬とキャバリアに多いとされています。
当院で手術を受ける子もチワワやマルチーズ、キャバリア、ヨークシャーテリアにミニチュアシュナウザー、ポメラニアンやパピヨンなどが中心です。
もちろん他にもいろんな犬種がかかってしまう病気です。
僧帽弁閉鎖不全症は水面下で進行し、症状(咳や疲れやすさ、呼吸困難など)が現れた時には病状はかなり進行していることがほとんどです。
そのためにも、病気の早期発見が大事で定期的な診察が安心につながります。
僕たち獣医師は聴診で心臓から雑音を聞き分けることができ、そこから病気を発見できます。
我々茶屋ヶ坂動物病院のスタッフは聴診のトレーニングも行っており、かすかな雑音も聞き分けることができますので、安心してお越しください。
ビッキーちゃんの飼い主様は転勤が多いらしく、僧帽弁閉鎖不全症と診断された時はまだ関東にいらっしゃったそうで、いつか名古屋に引っ越した際、茶屋ヶ坂動物病院で手術を受けるんじゃないかなぁと予想されていたそうです。
残念ながら僧帽弁形成術は実施できる施設がまだまだ少なく、各地方どころか日本全体にもまだ数か所しかないため、名古屋を訪ねていらっしゃる方も多いです。
長時間の手術も乗り越えとっても元気になりました。ビッキーちゃん、もうどこへお引越ししても安心だね。