愛犬家の皆さんには、暖かくなると思い出さしてもらわなくてはならない大事な約束があります。
そう、フィラリア予防です。
このブログでも何回も紹介していますが、フィラリアは心臓に寄生するこわい寄生虫病で、蚊が吸血することによって媒介されます。
咳が止まらなくなったり、腹水が溜まったり、最終的には死に至る恐ろしい病気です。
実はこのフィラリア症の予防薬、昨年のノーベル賞で脚光を浴びましたが皆さん覚えていますでしょうか?
予防薬にも種類はいろいろあるのですが、その大元となるイベルメクチンというお薬での治療法は大変画期的なもので、その業績から2015年のノーベル医学生理学賞を大村智先生が受賞されました。
▲大村智先生(wikipediaより)
記憶に新しいですね。
実はフィラリア症は、アフリカを中心に人間にも病を引き起こす怖い寄生虫病で(日本のフィラリアは基本的には人間にうつりません)、毎年多くの方が苦しみ亡くなっていました。
大村先生が開発した治療法のおかげで毎年3億人以上の方が、治療され元気になっているそうです。
そしてそのお薬がワンちゃんたちにも用いられ、安心して夏を乗り切ることができるようになりました。実は日本人が開発したのです。すごい!
名古屋地域では5月末から11月末まで、月1回の計7回予防薬を使う必要があります。予防を始める前には必ず検査が必要になりますので、皆さん6月までにはしっかり検査を受けましょう!
今年から、「バッチリ予防で健康に!みんな嬉しい会員キャンペーン」も実施中です。わんちゃんドッグの募集も始まっていますのでお早めに!
▲「やだやだ~」お花見から帰りたくないおにくん